アメリカ海軍/海上自衛隊 横須賀基地
2018.4.22

このページではアメリカ海軍/海上自衛隊の横須賀基地を見学した時の様子をリポートしたいと思います。前日の「厚木基地・日米親善春祭り」の続きです。

快適な設備のおかげで熟睡出来た4月22日の朝。スーパーサ○ヤ人の様になってしまった髪をセットしたり洗顔や歯磨きを済ませた後にホテルを出発です。


横浜から横須賀へ
 
横浜駅前で朝食として天ぷら蕎麦を喫食。朝の空気の中で食べる立ち食い蕎麦は独特の雰囲気も相まって美味しいですね。その後08:30頃に横浜駅を出発。
画像の様に逗子駅で車両切り離しがあったんですが、長野県の鉄道事情ではこういう作業って皆無なので驚きました。アナウンスを聞き逃してたら危なかった・・・


横須賀駅に到着 (09:17頃)
 
個人的には横須賀って大都市のイメージだったので駅も大きいと思っていたのですが、実際には小さく落ち着いた駅で(田舎者の自分にとって)安堵感や親近感を感じました。


駅から少し歩くと眼前には横須賀基地が広がります

これが海上自衛隊の聖地・横須賀か! 日米の艦船がいっぱいだぁ!!

横須賀に来るのは2015年の観艦式以来、実に2年半振りです。自分が住んでる長野県にとって横須賀基地は距離的に一番近い基地なのですが、
交通事情(車では行きづらい)などから今までちょっと敬遠してました。なので今回の横須賀訪問は新鮮さに溢れ多くの感動と興奮を与えてくれます。


横須賀地方総監部
 
ヴェルニー公園の北西に位置する横須賀地方総監部です。主に横須賀エリア(岩手県〜三重県の太平洋)の補給・修理・警備・掃海などを担当しています。当然中には入れないので外から写真撮影だけ。


ヴェルニー公園
 
海上自衛隊やアメリカ海軍の基地が見渡せる素晴らしき観光スポットであるヴェルニー公園。造船技師のフランソワ・ヴェルニー氏(後述)に因んで命名されました。
画像のヴェルニー記念館は同氏の功績や横須賀製鉄所の歴史を紹介しています。今回は時間が無かったのでスルーしましたが今後機会があれば見学したいです。


それではヴェルニー公園から見える景色を紹介。まずは海上自衛隊の吉倉地区・逸見岸壁

横須賀基地は海上自衛隊の中枢であり施設や岸壁が何ヶ所もあります。コチラは逸見岸壁と呼ばれ2010年に新設・完成しました。


楠ヶ浦地区 (その1)

ヴェルニー公園の真正面に位置するのが楠ヶ浦地区です。海上自衛隊とアメリカ海軍が共同で使用している地区で米海軍のイージス艦と
海自の潜水艦が仲良く一緒に停泊しています。・・・あまりマニアックに追及すると軍事機密的なアレでヤバそうなので紹介は軽めに済ませます。


楠ヶ浦地区 (その2)

呉基地の第1潜水隊群と双璧を成すのが横須賀の第2潜水隊群です。呉には及ばないものの潜水艦の見学を楽しむ事が出来ます。
というか見た事無い外国艦が停泊してるんですけど!? この艦は一体!?(後述)


改めてヴェルニー公園を紹介&散策
 
海上自衛隊ファンにとっては超定番の見学ポイントであるヴェルニー公園。観艦式への参加などで過去何度か横須賀に来てますが、その時は乗艦場所に直行してたので
こうしてのんびりとヴェルニー公園を歩くのは久し振りな気がしますねー。記憶を辿ると最後にヴェルニー公園を歩いたのは・・・ 2003年の「よこすか開国祭」以来かな?

公園内には大日本帝国海軍の戦艦・陸奥の41センチ主砲が展示されています。以前は船の科学館に展示されていましたが2016年9月にヴェルニー公園に移設されました。
引き揚げられ現存する陸奥の主砲は3本(※)。大和ミュージアム聖博物館も見学済みなのでこれで完全制覇です。(※岡山県の日植記念館にも一部のみ展示してるらしい)


逸見波止場衛門など
 
指定市民文化資産として旧横須賀軍港・逸見門の衛兵詰め所が今も残されています。左側が逸見上陸場、右側が軍港逸見門だそうです。ストライクウィッチーズにも登場した場所ですね。

公園内には噴水もあり近隣住民の憩いの場となっています。余談ですが海自の横須賀教育隊や陸自の新入隊員らしき人達を多く見かけました。自衛隊も春の入隊シーズンという訳ですね。


ヴェルニー氏の銅像
 
ヴェルニー公園の由来であるフランソワ・レオンス・ヴェルニー氏の銅像です。フランス人造船技師であるヴェルニー氏は徳川幕府の要請により1865年に来日。
横須賀製鉄所(造船所)や観音埼灯台の建設、技術者の育成などを行い現在の横須賀造船所の礎を作りました。「今の横須賀は私が育てた」と言える偉人です。

ヴェルニー氏の銅像の横に並んでいるのが小栗上野介忠順です。遣米使節や外国奉行などを歴任し、ヴェルニー氏と共に横須賀製鉄所の建設を推進しました。


横須賀製鉄所やドライドックの紹介
 
1865年に横須賀製鉄所として開設、その後拡張工事を行い1871年に横須賀造船所へと改称、更に1884年に横須賀鎮守府直轄となり、1903年には「横須賀海軍工廠」に改編されるなど多くの歴史を刻んできました。

1867年〜1940年にかけて6基のドックが造られ、横須賀海軍工廠時代には陸奥、妙高、高雄、天龍、飛龍、信濃などが建造されました。右画像は2号ドックと3号ドックで3000〜5000トン級の艦船が入渠可能な模様。


戦没した軍艦の慰霊碑
 
横須賀造船所(海軍工廠)として多くの軍艦を建造しましたが、それらの艦の多くは太平洋戦争で戦没しました。なので公園の一角には戦没艦の慰霊碑が建てられています。
右画像は戦艦・山城の慰霊碑です。他にも長門や沖島などの慰霊碑も並んでいます。日本海軍ファンや艦これの提督にとってはちょっとした聖地扱いなのかもしれませんね。


YOKOSUKA軍港めぐり
 
今回の横須賀訪問の目的の1つがこの「YOKOSUKA軍港めぐり」です。遊覧船に乗って横須賀の海を巡ります。海上自衛隊とアメリカ海軍の艦船を間近で見学出来る素晴らしいクルーズです。


遊覧船「シーフレンド7」と乗船チケット
 
こちらが今回乗船する遊覧船「シーフレンド7」です。全長約26m、総トン数77トン、定員250名(遊歩甲板94名)、2016年4月に就役しました。約45分かけて横須賀の海を一巡します。
1日に5〜6便の予定が組まれており料金は大人1400円、子供700円です。チケットは当日に窓口でも買えますが予約するのが無難かと。自分は事前に11:00便を予約しておきました。


出航

横須賀の海を航行するのは2015年の観艦式以来、実に2年半振りです。今回の乗船では海上から横須賀基地の施設や岸壁を勉強したいと思います。

余談ですがヴェルニー公園の見学に時間をかけ過ぎてしまった為に乗船が遅れ場所取りにちょっと失敗。とりあえず遊歩甲板の左舷後方に乗船しました。


「AGB−5003 しらせ」                                                 「ASR−404 ちよだ」
 
出航してまず最初に見えてきたのが吉倉地区・逸見岸壁に接岸する「しらせ」と「ちよだ」です。普段は護衛艦や潜水艦ばかりに注目してる自分にとってはこれらの艦は新鮮に見えますね。

「しらせ」は昨年11月12日に出航し151日間に及ぶ任務を終え4月11日に帰港したばかりです。現在世間では「宇宙よりも遠い場所」というアニメの影響で南極観測任務が話題だとか。

「ちよだ」は今年3月20日に就役したばかりの最新の潜水艦救難艦です。横須賀は呉と双璧を成す潜水艦の活動拠点なのでこういう艦が必要不可欠です。いつかじっくり見学したい艦です。


「AOE−423 ときわ」                                                「DD−101 むらさめ」 他
 
次に見えてきたのが吉倉地区・吉倉桟橋に接岸する護衛艦達です。吉倉桟橋は場所が広く水深も深いので主に護衛艦や大型艦などが停泊する場所となっています。

「ときわ」は「とわだ型補給艦」の2番艦として1990年に就役。艦齢28年のベテラン艦ですが一般公開等で詳細を見学した事は無いかな・・・ いずれ見学したいです。

「むらさめ」は護衛艦隊の中核とも言える艦です。前型の「あさぎり型」と比べ新機軸が多数盛り込まれ、自分としては「新時代(平成)を象徴する護衛艦」という印象です。


「DD−119 あさひ」                                             「AMS−4305 えんしゅう」 他
 
左画像は今年3月7日に就役したばかりの最新鋭護衛艦「あさひ」です。去年3月に佐世保基地の見学に参加した時には三菱重工・長崎造船所で艤装中だった艦です。
本来の母港は佐世保ですが本日は横須賀に寄港しており幸運にもその姿を撮影出来ました。最新鋭らしく様々な新装備を纏った艦影。いつかじっくり見学したいですね。

他には他艦の曳航等を行う多用途支援艦「えんしゅう」、豪華な内装が自慢の特務艇「はしだて」、機雷の処分等を担当する水中処分母船1号型「YDT03」などの姿も。


横須賀本港   吉倉地区   吉倉桟橋

この辺一帯は横須賀本港と呼ばれており、護衛艦などが停泊してる場所が吉倉地区及び吉倉桟橋となります。都会らしく土地の区切りが複雑ですね。
吉倉地区は2006年の観艦式で来たのが最後かな。岸壁の地形など当時の記憶も朧げになりつつあるので今年の観艦式は吉倉桟橋から乗艦出来れば嬉しいですね。


アメリカ海軍の艦船がズラリ
 
遊覧船の右舷側からはアメリカ海軍の艦船が見学出来ます。今回自分は左舷側に乗船しましたが、アメリカ海軍の艦船をじっくり見たい場合は右舷側に乗船するのがオススメかも。

左画像はアーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦です。左側から順に「DDG−85 マッキャンベル」、「DDG−65 ベンフォールド」、「DDG−54 カーティス・ウィルバー」と並んでいます。
2018年現在、アーレイ・バーク級は65隻以上が建造・就役しています。長期間の建造により途中で改良が繰り返されており、一見同じに見えても個艦ごとに結構な違いがあります。
「カーティス・ウィルバー」と「ベンフォールド」は初期型のフライトTですが、「マッキャンベル」はフライトUAであり、ヘリ格納庫の増設や前部ファランクスの省略などの点が異なります。

右画像はタイコンデロガ級ミサイル巡洋艦で左端の艦尾を向けてる艦から順に「CG−54 アンティータム」、「CG−62 チャンセラーズヴィル」、「CG−67 シャイロー」と並んでます。
世界初のイージス・システム搭載艦として有名な本艦。個人的にはアーレイ・バーク級よりもコチラの方が好きです。そして2002年にチャンセラーズヴィルを見学したのが懐かしいです。


「CVN-76 ロナルド・レーガン」                                     「ルイス・アンド・クラーク級貨物弾薬補給艦」
 
左画像はアメリカ海軍・横須賀基地のBOSSであるニミッツ級航空母艦の9番艦「ロナルド・レーガン」です。昨日の厚木基地で見学した艦載機の母艦ですね。
満載排水量10万トンを誇る超巨艦であり、艦載機は最大で90機にも達します。性能や装備等に興味津々ですが、我々一般人が知り得る情報は限られます。
ちなみに遊覧船ガイドのお姉さんの説明によると乗組員の平均年齢は何と23歳! 場合によっては18歳の若者が10万トンの巨艦の舵を握る事もあるとか。

右画像は「ルイス・アンド・クラーク級貨物弾薬補給艦」です。遊覧船ガイドのお姉さん曰く「珍しい艦で今回見られた事はラッキーですよ」的な事を言ってましたが
自分としては「補給艦が洋上に待機し補給体制を整えてるって事は・・・ アメリカも”例の国”に対しいよいよ本気だな。遂に米○戦争が勃発か!?」と思ったり。

※アメリカ海軍の艦船が綺麗に撮れてなくて申し訳ないです。カメラレンズのズームが足りなかったり空気が少しガスっぽかったりして上手く撮れませんでした。


航跡

ふぅ・・・ やはり海はいいものだ・・・ これで横須賀、舞鶴、呉の遊覧船による見学は達成しました。残るは佐世保と大湊ですね。


海上保安庁の船
 
海上保安庁の船も見かけました。調べてみると「おりおん」型監視取締艇の「かしおぺあ」という船みたいです。海自と海保、組織は違えど同じ海の安全を守る仲間です。お仕事ご苦労様です。


長浦港   田浦地区   船越地区

吾妻島(画像左端の陸地)を迂回して見えてきたのが長浦港です。長浦港は主に2つの地区に分かれており、ざっくり説明すると
画像の左側が田浦地区、右側が船越地区となっています。この辺は自衛艦隊司令部や第2術科学校などが集中してます。


吾妻島                                                      新井掘割水路
 
長浦港と横須賀本港を隔てているのが吾妻島です。現在では島として独立していますがかつては箱崎半島と言う岬であり、長浦港と横須賀本港の間の運航効率を上げる為に1889年に掘割工事を実施。
その結果完成したのが新井掘割水路です。半島を分断して水路を造るとかまるでプロジェクトXみたいな話ですね。遊覧船のガイドさん曰く新井掘割水路から見える吉倉桟橋がオススメの景色との事です。


田浦地区に並ぶ掃海艦
 
こちらは田浦地区と呼ばれ、岸壁には「MSO-304 あわじ」、「MSO-305 ひらど」、「MSC-606 はつしま」等が並んでいます。これらは掃海母艦である「うらが」と共に第1掃海隊を編制しています。


海上保安庁の艦艇も多数停泊
 
海上保安庁は専門外なのであまり詳しくないのですが、これらは第三管区海上保安部に所属する艦艇です。巡視船(艇)の「たかとり」「みらい」「はたぐも」「ゆうづき」等が並んでいます。


船越地区の全景

こちらが船越地区となっています。2012年の観艦式及び2015年の観艦式はこの船越岸壁から乗艦したので個人的には結構思い出深い場所ですね。
船越地区には自衛艦隊司令部、潜水艦隊司令部、掃海隊群司令部、開発隊群司令部、海洋業務・対潜支援群司令部などとにかく「司令部」が密集しています。


退役した「AS−405 ちよだ」

艦番号が消されたこの艦は先月3月20日に退役したばかりの潜水艦救難母艦「ちよだ」です。1985年に就役し海難救助や災害派遣などに従事しました。

潜水艦救難艦はちょっと専門外なので現役時代の姿を見学した覚えが無いんですが、潜水艦運用を支えた特別な艦の最期に立ち会えた事は幸運でした。
現在は後継艦である「ASR−404 ちよだ」が就役済みですが、艦名が同じ上に艦番号が若返ってる(AS-405 → ASR-404)ので少し紛らわしいです。


「AGS−5104 わかさ」                                              「MST−463 うらが」
 
2017年の佐世保基地見学の際に見かけた海洋観測艦「わかさ」を発見。本来の母港・所属はここ横須賀の第1海洋観測隊ですからね。改めて見ると特徴的な艦首形状です。

そして奥に停泊してるのが掃海母艦「うらが」です。上述の「あわじ」「ひらど」「はつしま」と組んで第1掃海隊を編制しています。艦尾の掃海具用を運用する為の扉が格好いいね。


「ASE−6102 あすか」
 
「あすか」の姿を見るのは2016年の一般公開以来、2年振りです。試験艦という性格上、様々な新装備の搭載を行うので艦影が変化しますが見た感じでは2016年時と同じかな。
余談ですが遊覧船ガイドさんの説明によると海上自衛隊の全艦船の中で最も艦首が長い(突き出てる)のがこの「あすか」だそうです。逆に一番短い(寸詰まり)のは「しらせ」だとか。


新井掘割水路を抜けて再び吉倉地区へ
 
新井掘割水路が開拓されたお陰で船越・吉倉地区間のアクセスが向上したと実感しますね。ちなみに画像の左側に写ってる吾妻島は米海軍の倉庫・貯油地区になってるので一般人は立ち入り禁止との事。


日米の護衛艦や空母が楽しめる横須賀本港(楠ヶ浦地区・吉倉地区)

船越・田浦地区は試験艦、掃海艇、海洋観測艦など後方支援系の特殊な艦が多いですが、吉倉・楠ヶ浦地区は前線部隊の戦闘艦がメインという印象ですね。


吉倉桟橋の護衛艦の勇姿をもう一度
 
現役最古参級の「はたかぜ」と最新鋭艦の「あさひ」。この2艦が並んだ光景は護衛艦の進化の歴史を感じさせますね。
1986年に就役した「はたかぜ」と2018年に就役した「あさひ」。この2艦には30年以上の差があり、その間に船体形状・レーダー・武器システム・機関などが大きく進化したと実感します。
「はたかぜ」は去年3月に見学しましたが、当時は非常に混雑しててじっくり見学出来なかったので、今年の観艦式は「はたかぜ」もしくは「しまかぜ」に乗艦・見学出来れば嬉しいなー。


その他の海上自衛隊の艦艇など
 
左画像は特務艇「ASY−91 はしだて」です。世界各国の大統領や王族、軍の将校などの迎賓を主任務とし、艇内は豪華な内装が施されているそうです。海上自衛隊が誇る”おもてなしの心”です。

右画像は楠ヶ浦地区に停泊中の「おやしお型」です。甲板上の乗組員が愛想良く手を振ってくれました。日本で潜水艦が間近で見られるのは呉と横須賀のみ。遊覧船からの潜水艦見学が楽しめます。


アメリカ海軍の第5空母打撃群(Carrier Strike Group 5/CSG−5)

アメリカ海軍の第7艦隊(西太平洋〜インド洋エリアを担当)の中で横須賀を母港とし活動してるのがこの第5空母打撃群(CSG-5)です。
旗艦であるロナルド・レーガンと多数のイージス艦によって構成されています。世界最強を謳うアメリカ海軍の戦力は伊達じゃない!と思える光景です。


ロナルド・レーガンとイージス艦
 
昨日の厚木基地で見学した航空機達はこのロナルド・レーガンの所属(第5空母航空団/CVW-5)なので、母艦と艦載機という2つの視点で見学すると一気に理解が進みますね。
ご存知の様に3月末にCVW-5の航空機達は厚木から岩国への移転が完了した(更に厚木親善春祭りと岩国フレンドシップデーへの参加準備)ので飛行甲板は寂しい状態です。

そして空母の周辺には「神の盾」であるイージス艦が集結。調べると横須賀には「タイコンデロガ級」が3隻、「アーレイ・バーク級」が7隻の計10隻のイージス艦が配備されています。
対して我が海上自衛隊は「こんごう型」が4隻、「あたご型」が2隻の計6隻です。米海軍は現在約100隻のイージス艦を保有しており改めて米海軍の圧倒的な戦力を実感します・・・


第15駆逐戦隊を構成するアーレイ・バーク級
 
横須賀にはアーレイ・バーク級が7隻配備されてると紹介しましたが、それらで「第15駆逐戦隊」というグループを構成しているみたいです。米海軍は巨大な組織で編制が多岐に渡るので把握するのが大変です。
画像は「DDG−54 カーティス・ウィルバー」「DDG−65 ベンフォールド」「DDG-63 ステザム」の3隻です。他に「ジョン・S・マケイン」「フィッツジェラルド」「マッキャンベル」「マスティン」などが配備されています。

しかしこうして見るとアーレイ・バーク級ばかり(同じ艦ばかり)でちょっと面白くないという感想も。2002年の写真を確認すると「O・H・ペリー級」や「スプールアンス級」が配備されててバラエティ豊かな時代でした。


その他のアメリカ海軍の艦船など
 
ドックには米海軍の艦船が入渠中でした。マストや艦橋構造物の形状からアーレイ・バーク級っぽいです。 ・・・あまり深く追求するとヤバそうなのでこれ以上の言及は避けた方が賢明かな。

右画像はベネワ級6番艦「APL−40 ニュエセス」という艦で宿泊艦という珍しい種類の艦です。1945年に宿泊艦として建造され現在に至るらしいので艦齢73年という超高齢艦です。
ベトナム戦争等に参加した後に1990年代に横須賀に配備されました。2001年に機関を撤去したので自走不可となり完全な「海上ホテル」という扱いに。約1000人が宿泊可能らしいです。


23型フリゲート F81 サザーランド

それでは最後になりましたが例の外国艦の紹介です。コチラはイギリス海軍の「23型フリゲート F81 サザーランド」です。
日本への来航目的は海上自衛隊との共同訓練です。4月27〜28日にかけて「すずなみ」や「ときわ」と共に対潜戦闘訓練や洋上給油を実施したそうです。

艦のスペックは以下の通り
艦級23型フリゲート (同型艦:16隻)
艦番号F81 (13番艦)
就役1997年7月 (※ネームシップは1989年就役)
全長133m
全幅16.1m
喫水5.5m
排水量基準:3600t 満載:4300t
機関方式CODLAG
 ディーゼルエンジン(1300kw)×4基
 推進用電動モーター(2000shp)×2基
 スペイSM1ガスタービン(18770shp)×2基
2軸推進
最大速力28ノット
乗員185名 (士官17名+下士官57名+水兵111名)
主兵装114mm単装砲×1門
シーウルフ短SAM×32VLS
ハープーン×8発
短魚雷発射管×2基
30mm機銃、7.62mm機関銃など
艦載機哨戒ヘリコプター×1機 (リンクス or マーリン)


日本の護衛艦ともアメリカの駆逐艦とも異なる設計思想

主砲は114mm(4.5インチ)という珍しい口径だという事、VLSはMk.41ではなくGWS-26という種類であり短SAMもシースパローではなくシーウルフという種類だという事、
ハープーン発射筒が前甲板に設置されている事、対空レーダーがマストの最頂部に装備されてる事、船体の塗装が日米の艦に比べて白っぽい事など驚きの新発見ばかりです。

そしてCODLAGという機関方式にも注目です。「COmbined Diesel eLectric And Gasturbine」の略であり低速時にはディーゼルエンジンで発電して電動モーターで電気推進し
高速時には更にガスタービンを追加接続して推進します。つまり「ディーゼル・モーター・ガスタービンのトリプルハイブリット構造」という訳です。電気推進は昔から研究されてて
海自では試験艦「あすか」及び最新の「あさひ型」にて「COGLAG」という類似の推進機構を研究・採用してますが、イギリス海軍は約30年前から電気推進を採用してたんですね。
Wikiを見ながら色々と調べてみましたがイギリス艦って独自開発の装備やメカニズムが多いと感じました。他国の艦船を勉強するのも楽しいですね。


こんな感じでYOKOSUKA軍港めぐりは終了。遊覧船に乗って海から見学する事によって日米の重要な基地である横須賀基地への理解が深まり大変有意義な体験となりました。


遊覧船乗り場の近くのレストランでカレーを喫食
 
濃厚でコクがありとても美味しいカレーでした。ご馳走様でした。余談ですがランチョンマットには横須賀本港のイラストと細かい解説が描かれており観光マップとしても役立つ優れモノです。


遊覧船とランチを楽しんだ後は横須賀の街を散策
 
過去に何度か横須賀には来てますが観光目的で横須賀市街地を散策するのは今回が初めてな気もしますね。ブラブラ歩いた感想としてはアメリカと共存・共栄してる街という印象を受けました。
グルメ、ファッションなどアメリカ文化が随所に見られ独特の雰囲気を醸し出していました。同時に「海上自衛隊の街」でもあるのでセーラー服の海上自衛官も多数見かけました。海自も地域に溶け込んでますね。


どぶ板通りも散策
 
スカジャンやミリタリーアイテムで有名などぶ板通りです。グルメやファッション以外にミリタリーグッズも豊富でコレクターにとっても非常に魅力的なエリアです。
海軍/海上自衛隊グッズを中心に扱う艦マニア、種類豊富なワッペンを販売するダイヤモンド商会などを訪問。米海軍のワッペンなどをいくつか購入しました。

余談ですが市街地を歩いてると「ハイスクール・フリート」のポスターをチラホラ見かけました。そう言えばまだ視聴してないですねー。GW中に視聴しようかな。

これにて横須賀見学は終了です。横須賀は過去何度か来てますが、ここまで詳細に見学したのは今回が初めてですね。なので実質的に初めてと言えるかも。
これで横須賀・佐世保・舞鶴・呉の海上自衛隊4大基地を全て見学制覇しました。実際に現地を見ると勉強になりますね。


電車に乗って長野へ向け帰投
 
汐入駅から電車に乗り14:30頃に横須賀を出発。品川駅を経由した後に秋葉原で下車し軽くショッピング。同人誌とか駅弁を購入した後に再び電車で長野県へ向け帰投します。

夕飯として「ひっぱりだこ飯」を購入。明石海峡大橋の開通を記念して作られた駅弁です。立派な蛸脚、味が染み込んだ炊き込みご飯、ユニークな容器などが素晴らしい逸品です。
明石海峡大橋、と言うか四国自体がほぼ無縁の地ですね。2005年5月と2012年11月に仕事で行ったのが唯二かな。徳島県にある海自の航空基地とか見学してみたいですね。


こうして全ての予定が無事完了し20:00過ぎに帰宅。今回撮影した写真は2日間で約1100枚(厚木・横須賀それぞれ約550枚ずつ)でした。最近は無駄撮りしなくなりましたね。
電車で行くミリタリー基地見学は去年の「昭和の夕暮れ作戦」以来ですが意外と悪くないですね。電車の時刻表の制限はありますが移動に労力を使わないのが最大のメリットです。


厚木と横須賀でゲットした戦利品の数々



ワッペンやその他など
 
自分がワッペン収集に嵌り始めたのが2016年頃から。最近はそれなりに種類も集まって来たのでそろそろ「ワッペンの紹介ページ」とか作成したいですね。
そして米海軍機資料としてプラモや書籍もいくつか購入。F-14が多めです。ハセガワのF-14Aは20年以上前にも同じ物を買って組んだ記憶がありますね。


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