新町駐屯地 創設68周年 記念行事 装備品展示
2019.4.6


このページは「新町駐屯地 創設68周年 記念行事」にて展示された各種装備品のリポートをお送りしたいと思います。


AH−1S (#JG−3439)

訓練展示の時にカメラの設定をミスってて撮影失敗したので改めて綺麗な写真で紹介。装備品展示の為に営庭に着陸しようとしている場面です。


ヘビの名に相応しい細いボディ

改めて正面から見るとボディの細さが際立ちますね。ヘビ(コブラ)の愛称が良く似合います。そして明日見学する予定の「本物のコブラ」への期待も高まります。


着陸するAH−1S
 
地上の誘導員の指示に従って着陸位置を細かく調整したり、着陸後は整備員によって点検を受けたりと戦闘・飛行以外の日常的な場面も良い絵になりますね。


40年近く日本の空を守り続ける老蛇
 
陸自がAH−1Sの導入を開始したのが1980年代からで、2019年現在では50機くらいが現役稼働中みたいです。この機体(#JG−3439)がいつ頃製造された個体なのかは不明ですが少なくとも製造から
20年近くは経過してる筈です。古い機体を大切に扱うパイロットや整備員は立派で尊敬しますが機体寿命が迫っているのも事実です。なので早急にAH-1S及びAH-64Dの後継機種を選定して欲しい所です。


こんな感じで展示されたAH-1Sをたっぷりと堪能した訳ですが、同じく訓練展示で活躍したOH-6DとUH-60JAの姿が見当たりません。一体何処に行ってしまったのかと確認すると
近隣で発生した山火事に対処する為に現場に急行したとの事です。訓練展示→災害対応というハードなスケジュールをこなす隊員さんには本当に敬服致します。ご苦労様です。

という訳でOH-6Dの地上展示はキャンセルとなり見学する事は出来ませんでした。まぁこういう事情ならば仕方ないですね。来週に開催される「相馬原駐屯地 記念行事」でじっくり見学させてもらいましょう。


07式機動支援橋

今回の装備品展示の中で個人的に一番印象に残ったのがこの「07式機動支援橋」です。最大で60mの橋を架ける事が出来る特殊作業車両です。


ビームを持ち上げた状態

戦場において仮設橋を架ける方法は何種類かあるんですが07式は「単径間橋」という方式です。写真のビームと呼ばれる主梁を何本か繋ぎ合わせて使用します。


車両後部に装備されたビームを送り出す装置

アームで持ち上げたビームをこの装置にセットし後方(対岸)に向けて送り出します。このビームは最大で8本(中間6本・端2本)まで連結可能みたいです。
そして対岸までビームを架設したら今度は幅4.2mの橋節を次々と送り出して仮設橋が完成となります。作業完了までにかかる時間は約2時間だそうです。


アームを操作してビームを移動する様子
 
去年のリポートで「07式の作動実演が見たい」と書きましたが、その願いが通じたのか今回は実演が行われました。内容としてはアームを操作してビームをキャッチし移動した後にリリースという感じです。
ビームの連結・延長や橋節の架設などは行われず07式機動支援橋が持つ全能力の一部のみが展示された内容でしたが、実際に稼働する様子は私の心に大きなインパクトを与え良い体験となりました。


重レッカ
 
訓練展示の時は故障車両を牽引していた重レッカですが、装備品展示ではこの様にクレーンで故障車両を丸ごと吊り上げるという展示を行い多様な作業能力をアピールしていました。


化学防護車
 
82式指揮通信車をベースにしてNBC対処機材を追加装備した車両。制式採用年が1987年らしいので意外な事に87式偵察警戒車と同期、というか母体が同じなので双子(二卵性双生児)と言えるかも。
NBC対処という特殊な任務なのであまり出番が無いかと思いきや地下鉄サリン事件(95)や福島第一原発事故(11)の際に出動実績があります。車体後部に装備されたマニプレータがちょっとカッコイイ。


87式偵察警戒車 (第12偵察隊)                                      93式近距離地対空誘導弾 (第12高射特科中隊)
 

中距離多目的誘導弾 (第2普通科連隊)                                    155mm榴弾砲FH70 (第12特科隊)
 
この辺は見慣れた装備なので特に大きな感想は無いかな・・・ 強いて言えば「中多は高田から、FH70は宇都宮からそれぞれ来てるのかー。遠くからわざわざご苦労様です」って感じ。


89式小銃やミニミなど
 
とある雑誌で「新町駐屯地の隊員は個人装備がゴテ盛りで装備品マニアは特に楽しめる」みたいな情報があって改めて見ると結構な重装備かも。いずれは陸自の戦闘装備(レプリカ)とかも買い集めたいね。


浄水セット 逆浸透型
 

 
河川等の水をろ過して飲用水を作る装備です。災害時に最も活躍する装備と言えるかも。そして海自ファンの自分からすれば艦船の海水浄化装置との共通点もあるのでより興味深い装備です。


野外入浴セット
 
毎度お馴染みの「神流の湯」です。群馬県が誇る名峰(のイラスト)を眺めながら足湯を楽しめます。入浴は心身のリフレッシュ効果が高いので災害派遣時には特に役立つ装備です。


その他の装備品展示や体験試乗など
 
部隊の活動を紹介した写真パネル展、防弾チョッキや鉄帽の試着コーナー、地雷探知機などの装備品展示、車両への体験試乗など楽しいイベントが盛りだくさんの素晴らしい記念行事でした。


春の桜に彩られしは陸自の戦車の先駆者なり

最後は史料館の周辺をブラブラと見学。「満開の桜の下で静かに余生を送るかつての主力戦車」という中々良い写真が撮れました。


未来へ語り継ごう  その勇姿と活躍を
 
他の展示品達も特に変わる事なくその姿を後世に伝えています。余談ですが史料館から遠く離れた場所にUH-1Hがポツンと展示(放置?)されてるのを発見。何か特別な理由が・・・?


これにて装備品展示の紹介は終了です。当初の目的だったOH-6と74式戦車の見学が出来なかった事は残念ですが、その他の展示内容も魅力たっぷりで楽しい時間を過ごせました。


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