新町駐屯地 創設67周年 記念行事 装備品展示
2018.4.7


このページでは「陸上自衛隊 新町駐屯地 創設67周年 記念行事」にて展示された各種装備品をリポートしたいと思います。


訓練展示を終えた装備品たちが続々と営庭に集結
 
ヘリコプターがゆっくりと降下しながら着陸したり74式戦車が小刻みに超信地旋回を繰り返しながら位置決めをしたりとまるで最前線基地の様な光景が繰り広げられています。


74式戦車

先の訓練展示でも大活躍だった74式戦車。今回の記念行事の為に駒門駐屯地に所属する第1戦車大隊の第2戦車中隊から出張してきたみたいです。


1974年に生まれた鋼鉄の亀

亀甲型砲塔やアクティブ投光器など74式独自のフォルムが際立ちます。制式化から既に44年が経ちかなり退役が進んでいる筈なので稼働している姿を見学できた事は幸運でした。


いつか”その時”が来るまで戦友と共に

砲塔ハッチから出入りしたり転輪を覗き込んで足回りを確認したりと「戦車と隊員の絆」が感じられる1枚。退役間近の74式ですが共に過ごした時間は一生の宝物となるでしょう。


AH-1S
 
航空支援戦力として参加したAH-1S。所属は・・・どこだろう? 陸自ヘリは所属先とか機体番号の見分け方がいまいちよく分からないなー・・・ 今度勉強しておきます。


OH-6D
 
展示されたOH-6Dは機体後部のカバーが開放されエンジンが見える様になってました。OH-6のエンジンってあんまり見た記憶が無いので今回の展示はちょっと有意義ですね。


UH-60JA
 
こちらのUH-60JAはキャビンが開放され一般人が内部を見学出来る様になってました。(自分は時間の都合で見学しませんでしたが・・・)

※余談ですが今回展示されたヘリ3機は外見が非常に綺麗な状態で展示され感動しました。普段から熱心に手入れされているんでしょうね。


07式機動支援橋
 
最大で60mの架橋を設置する事が出来る07式。災害時にも大いに役立つ装備です。新町駐屯地は後方支援系部隊が主力なのでこういう装備の作動実演こそ見てみたい。


81式短距離地対空誘導弾                                            79式対舟艇対戦車誘導弾
 
81式短SAMは相馬原駐屯地の第12高射特科中隊から出張してきた模様。新町と相馬原は距離的に近いので作戦の連携が取りやすそうですね。

そして訓練展示にて活躍した79式対舟艇対戦車誘導弾も展示。細かい部分はチェックしませんでしたが照準器から見える光景が気になる所です。


格好良く”相棒”を構える隊員達
 
所属部隊を問わず陸上自衛隊における共通の個人装備となっているのが89式小銃。左の画像では人気ドラマの「バンド・オブ・ブラ○ーズ」みたいな格好良い光景となってます。
89式は電動ガンやガスBLKも発売中(自分もマルイの折曲銃床型を所有)でガンマニアにはお馴染みの銃です。なのでこうして実銃の近況を見学できる事は大変有意義です。


災害派遣などで威力を発揮する装備の数々
 
野外入浴セット(2型)の実演展示も行われ来場者は温かい足湯を体験していました。暖簾には新町駐屯地のすぐ隣を流れる神流川の名前が掲げられ正にご当地の湯という感じです。


目に見えない脅威への対処もバッチリ
 
毒ガスに対する防具や目に見えない地雷を探知する為の機械なども展示。あらゆる事故や災害に対する自衛隊の対応能力の高さと装備の充実ぶりを実感出来ます。


その他イベントなど
 
特大型トラックの体験搭乗が行われたり群馬県が誇る最強の広報支援戦力であるぐんまちゃんも登場。様々な催しが企画された楽しいイベントとなりました。


駐屯地史料館

駐屯地内の片隅にあるのがこの史料館です。新町駐屯地の歴史や退役した装備が展示・紹介されている大変価値のある建物です。


新町駐屯地の歴史を紹介
 
館内には過去に実施してきた活動、授与された勲章、現在に至るまでの部隊の変遷などが展示され新町駐屯地の歴史を知る事が出来ます。1950年代には戦車も配備されていました。(後述)


写真で振り返る新町駐屯地の歴史
 
新町駐屯地が開設されたのが1951年(昭和26年)であり現在に至るまでの約70年間の歴史が紹介されています。こういう写真って当時を知る為の貴重な資料なので非常に価値がありますね。


興味深い展示品の数々
 
79式対舟艇対戦車誘導弾の模擬弾体なども展示されていました。「訓練展示で発射してたのはコレなのか〜、太くて逞しいな・・・」的な感じで実物模型を見学するとより理解が進みます。

他にはWWU〜現代までの各国の小火器も展示。三八式歩兵銃、九四式拳銃、DP28、PPSh41、PM1910機関銃、PTRS、M3グリースガン、62式機関銃などが展示されてました。
個人的に驚愕した展示がPTRSです。旧ソ連が1941年に制式化した対戦車ライフルでかなり希少な銃です。まさかこんな所で出会えるなんて・・・ 対戦車中隊向けの教育用資料かな?


74式戦車
 
訓練展示では別の個体がバリバリ元気に動き回っていた一方でこちらの個体は既に退役し静かに余生を送っています。74式戦車の生産数の多さや活動期間の長さを改めて実感した瞬間です。


V-107
 
退役して久しいV-107ですが、昨年秋にかかみがはら航空宇宙博物館にて日本における導入の経緯や生産の歴史を勉強したので「古いけど新しくも見える」という不思議な感覚です。


UH-1H
 
かつては汎用ヘリとして活躍したUH-1H。その功績を伝えるべく当時のままの姿で展示されている・・・・かと思いきやテールローターが欠損しています。ちょっと悲しいですね。


新町駐屯地の歴史に関する記念碑

対戦車隊や施設隊など現在の新町駐屯地の基幹となっている部隊の記念碑は勿論ですが、一緒に「特車大隊」の記念碑も並んでいます。


もしかして新町駐屯地は戦車の運用に関する聖地なのか・・・?
 
自衛隊及び新町駐屯地の歴史を振り返ると1950年に警察予備隊が設立、1951年に新町駐屯地が開設、1952年に保安隊に改編、1954年に自衛隊が発足と言う感じです。
そんな中1952年に新町駐屯地に「独立第一特車大隊」が編成、陸上自衛隊における戦車の運用に関する基礎教育や訓練を行っていたみたいです。
って事は新町駐屯地は戦車部隊の始まりの地の1つと言えるかも? 陸自・機甲科の歴史は詳しくないですが新町駐屯地が多少関わっているのも事実です。


M24軽戦車                                                          61式戦車
 
上述の様にかつて新町駐屯地には戦車部隊が駐屯していたとの事なので1950〜60年代に陸自で活躍していた戦車が展示。当時のエピソードを交えて見るとより魅力的な展示に見えます。


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