新町駐屯地 創設67周年 記念行事
2018.4.7

今回は「陸上自衛隊 新町駐屯地 創設67周年 記念行事」の様子をリポートします。自分にとっては2018年最初の自衛隊イベントであります。


今回は比較的近場なので車中泊はせずに当日早朝に家を出発。07:45頃には現地に到着しました。
 
新町駐屯地は子供の頃に父親に連れてきてもらった事があるらしいのですが全然覚えてません・・・ なので今回は改めて駐屯地と部隊を見学し勉強したいと思います。
看板を見て分かる様に後方支援系の部隊が主力となっています。前線の戦闘部隊の様な派手さは無いですが戦場において後方支援は必要不可欠な重要な部隊です。


式典や訓練展示を行う営庭
 
ほぇ〜、新町駐屯地ってこういう感じなのか〜。何か学校のグラウンドっぽい雰囲気だね。訓練しやすそう。

会場には特設スタンド席が用意されており紅白幕のエリアは防衛省関係者や地方議員などの特別席ですが、これ以外にも一般人向けのエリアが少数用意されており
幸運にもスタンド席の最上段をゲット。なので高い位置から全体を見渡せる良好なポジションで見学&撮影出来ました。スタンド席を設営してくれた駐屯地に感謝です。


式典開始まで時間があるので駐屯地内を散策
 
後方支援系がメインの駐屯地なので中型セミトレーラや1トン半救急車などを多く見かけました。戦車や装甲車、ヘリなど正面装備ばかりに注目しがちな自分にはちょっと新鮮な世界です。


営舎や厚生センター、史料館など
 
駐屯地内には隊員さんが生活しているであろう営舎や厚生センターなどが並んでいます。規則正しい団体生活を送ってる隊員さんはホント立派だと思います。(自分には無理かなー・・・)

新町駐屯地は国道17号に面しており、国道からは史料館や退役装備などがチラッと見えます。仕事等で国道17号を通った際に新町駐屯地を眺めるのがちょっとした楽しみですね〜。


訓練展示に備えて待機する74式戦車や87式偵察警戒車など
 
今回新町駐屯地を訪れた最大の理由がこの74式戦車です。色々と情報を集めていたら「去年の記念行事にて74式戦車が登場し訓練展示を行った」との情報があり、
退役が迫る74式戦車が現役で稼働している貴重な場面を見学し撮影したいと思い、今回の記念行事への参加を決めました。


今回初めて実戦投入する新装備
 
今回から新しいビデオカメラを投入です。「JVC Everio R」です。要はビクター/ケンウッドのエブリオですね。ちなみに価格はAmazonで¥25160でした。
ここ数年は各地のイベントに精力的に参加している訳ですが、「写真(静止画)だけではなく動画で動いてる姿を記録したい」と考える様になってきていたので購入しました。
スペックとしては60倍ズーム、水深5m防水、1.5m落下耐衝撃、−10℃耐低温、32GB内蔵メモリーといった感じです。稼働中の74式戦車を撮影する事が今回の目的です。


観閲式

隊員さん達がビシッと整列し観閲式に臨みます。駐屯地の規模故に隊員の数が少ない気もしますが、だからこそ少人数で多様な任務に当たる彼らを応援したいですね。


敬礼、国旗入場など
  
来賓席の防衛関係者に敬礼したり日本国旗が入場したりと国の防衛を任務とする自衛隊らしい光景が展開されます。ホント自衛隊員の方々には頭が下がります。

この時ふと気になったのが制服。右画像では従来通りの緑系の制服を着用していますが、今年度から新しく紫紺色系の「16式常装」が導入開始されるらしいです。
部外者がどうこう言える事ではないですが「紫紺色かー、空自(紺色)や海自(黒色)との違いが分かりずらくなるな。緑色のままでも良かったのでは?」とも思います。


観閲行進
 

 
訓辞が終わりいよいよ観閲行進がスタート。1トン半救急車、07式機動支援橋、中型セミトレーラなど後方支援系部隊らしい装備が次々と行進していきます。


撮影機材について

今回は新しく購入したビデオカメラで動画を中心に撮影する事を目的とした為、カメラでの静止画撮影が不十分となっています。
また動画の一場面を切り取って編集・掲載した画像も多く、やや不鮮明な写真も混じってます。どうかその点をご理解下さい。


仮想敵陣地の設営
 
営庭では仮想敵陣地の設営が進行。カモフラージュネットや鉄条網を敷設したり12.7mm重機関銃(ブローニングM2)を設置したりと着々と戦力を整えつつあります。


訓練展示
 
それではいよいよ訓練展示の始まりです。まずはお約束のOH-6による航空偵察です。OH-6もかなり古い機体な訳ですがあとどの位運用するんでしょうかね・・・?


偵察用オートバイによるダイナミックなジャンプ&立ち乗り射撃
 
華麗にジャンプ走行をしたり器用に立ち乗りしながら89式小銃を射撃したりとテクニカルな技の数々を披露。年齢・体力的に自転車の運転すら怪しくなってきた自分には輝いて見えるぁ・・・


UH-60からのラペリング降下
 
ヘリボーン戦術において定番となっているラペリング降下。画像では難なく降下していますが本来なら結構な習熟が必要な筈です。隊員さん達の身体能力や日頃の訓練には改めて感心しますね。


射撃準備中のFH70
 
「綺麗に整備された芝生なので自走能力が限定的なFH70でも走りやすそうだなー」などと考えながら見学。FH70も順次退役が進んでるらしいので引き続きその姿を記録に残したい所です。


79式対舟艇対戦車誘導弾の組み立て
 
実に制式化から40年近く経ってる79式対舟艇対戦車誘導弾(通称:重MAT)です。装備の頭文字が7X番台という時点でかなりのレトロ感が漂ってます。(しかも有線誘導式だし・・・)
しかし後継である「96式多目的誘導弾」や「中距離多目的誘導弾」が高価かつ大掛かりな装備の為に中々配備が進んでおらず、この79式重MATもまだまだ現役で頑張っています。

そして新町駐屯地には「第12対戦車中隊」が配置されているので同駐屯地にとっては重要な主力装備の1つと言えます。隊員さん達も慣れた手付きで”相棒”を組み上げていました。


AH-1Sによる航空支援
  
陸自における頼れる航空戦力であるAH-1Sも登場。地上部隊を援護し作戦の進行を支援します。・・・AH-1Sもかなり古い機体で耐用年数の期限も迫ってる筈。今後の行方が気になります。


戦闘シーンを捉えた1コマ

89式小銃を構えた隊員がジリジリと前進したり、軽装甲機動車上でミニミを構えたり、発煙弾を焚いたりと中々見応えのある訓練展示が繰り広げられます。


傷付いた仲間は決して見捨てない! 戦友を救助し後退せよ!
 
銃弾が飛び交う戦場において負傷者の発生はどうしても避けられない事態です。負傷した隊員が同僚に引き摺られながら後方へと退避していきました。戦争映画のワンシーンみたいだね。


1トン半救急車へ搬送
 
後方に控えていた1トン半救急車に負傷した隊員を収容。過去に様々な陸自イベントを見学してますがこうした救助訓練の展示をまじまじと見学&撮影したのは今回が初めてかも。いい勉強になります。


ヘリによる救助訓練も
 
UH-60による救助訓練も披露。ホイストで負傷者を吊り上げていきました。こういう訓練を見学すると災害時における自衛隊の救助活動が如何に重要かをより実感できますね。


壊れた装備も決して見捨てない! 故障車両を牽引し後退せよ!
 
人が負傷する事があれば車両が故障する事もあるのが戦場です。故障して動けなくなった高機動車を重レッカで牽引・回収するという珍しい展示も行われました。これは中々面白いですね。


新町駐屯地らしさがギュッと詰まった1枚

89式小銃やミニミを用いての攻撃的前進、1トン半救急車での負傷者救助、重レッカによる故障車両の牽引回収、FH70による支援射撃などが収まった1枚です。
新町駐屯地は後方支援の部隊が主力なので、この写真の様に後方支援系装備が活躍してる場面こそが同駐屯地が最も見栄えする光景と言えるかも知れません。


戦闘は最終局面に突入
 
FH70による支援射撃を受けつつ小銃小隊が着実に進攻。対して敵陣地側では(写真には写ってませんが)87式偵察警戒車が登場。弾幕を張りながら小銃小隊の進攻を阻みます。


74式戦車が登場
 
敵の機甲化戦力(87式)を撃破する為に74式戦車が登場。「こちらタイガー、敵装甲車を確認、射撃開始する、対戦車榴弾射撃用意、・・ってー!」みたいな感じで空包射撃を披露してくれました。

上記の画像は動画から切り出した物なので画質は良くないですが発射炎を写真に収める事が出来ました。退役が迫る74式戦車の(空包とは言え)貴重な射撃シーンを見学出来た事は幸運です。


爆薬筒による障害処理
 
2名の隊員が謎の長い筒を抱えながら敵陣地の鉄条網に接近し何やら作業を開始。「あの長い筒は何だ? ワイヤーカッターには見えないが・・・?」と思い調べてみると爆薬筒という装備と判明。
筒状の爆薬で地雷や鉄条網を爆破処理する為の装備であり、かの有名な「爆弾三勇士」が抱えてるあの筒です。「あの有名な筒ってコレだったのか! 自分の無知がちょっと恥ずかしい・・・」と痛感。


全戦力を以って突入し敵陣地を制圧せよ!
 

 
74式戦車が、89式小銃を構えた隊員が、ミニミを装備した軽装甲機動車が敵陣地に突入・制圧します。ちなみに画像ではその躍動感が伝わってませんが74式は行進間射撃を披露してます。

今回は74式戦車が現役で稼働している場面を見学・撮影し記録に残す事が目的でしたが、それがほぼ完璧に近い形で達成された素晴らしい訓練展示でした。
古い戦車なので控え目な展示かと思ってましたが予想以上にギュルギュル走り回ったりバガバガ撃ちまくってて驚きました。また広く開けた営庭と目線の高いスタンド席も撮影には好条件でした。


自衛隊格闘術も披露
 

 
つ、強い・・・!(確信) ナイフや警棒を持った悪漢を次々と倒していく様は実にお見事でした。戦場において最後に頼れるのは己の肉体のみって改めて実感するね。


装備品展示に向けて車両の移動や薬莢回収
 
これにて全ての訓練展示が終了。仮想敵陣地を撤去したり空薬莢の回収を行いながら装備品展示の準備が進められます。リヤカーに無造作に載せられたブローニングM2にちょっと興奮するな!


後方支援系部隊の駐屯地だからと軽く考えてましたが展示内容の”魅せ方”が上手くかなり面白いイベントでした! どうもありがとうございました!


ショッピング
 
今回は予算として16000円ほど用意してたんですが予想以上にミリタリーアイテムが売っておらず殆ど使いませんでした・・・ 部隊識別帽とかワッペンとか弾薬箱とか欲しかったんですが・・・
と言うか売店の内容としては地元の特産品等が多く売ってて「地元住民と密着したお花見イベント」って感じでした。 ちなみに今回の来場者数は2日間で約12000人だったそうです。


残念な桜模様
 
今回の新町駐屯地記念行事はお花見も兼ねていた訳ですが見ての通り既に葉桜になっていました・・・ 去年の相馬原もそうですが群馬県の桜とミリタリーは中々タイミングが合わないですね。


その後14:00頃に同駐屯地を離脱。隣町のイオンタウン上里で軽くショッピングだけしてそのまま長野に帰投、19:25頃には帰宅となりました。ちなみに今回撮影した写真は約640枚でした。


今回の戦利品
 
イオン店内に「タムタム」があり、そこで買ったのがこの74式戦車のラジコンです。おー、懐かしいなぁ、子供の頃に作った記憶があるぞコレ。ゴム製のクローラを組み込んで有線で操縦するヤツだよ。
と言うかタムタムって人生で初めて行きましたね。ミリタリー模型やエアガンの品揃えが豊富(M134ミニガンまで売ってた)で良いホビーショップだと思いました。また機会があれば買い物したいです。

他には群馬県っぽいお土産をちょこちょこと購入。高崎駅のだるま弁当、横川駅の釜めし(の陶器に入ったキャンディ)、頭文字D(作中にて碓氷峠でレースを行う描写があるらしい)のキャラメルなど。


装備品展示に進む                                         イベント一覧へ戻る