平成28年度 富士総合火力演習 後段演習
2016.8.28


それでは富士総合火力演習も後半に突入、実際の戦闘を意識した模擬戦の「後段演習」の紹介です。


まずは戦闘シナリオの紹介です。

我が国の領土のとある離島に某国の武装部隊が侵入・島を占拠した為、武力にて奪還するという想定です。
ぶっちゃけアレですね。尖閣諸島問題をモデルにした離島奪還訓練だね。
日中関係が悪化し中国の海洋進出や離島占領などが現実味を帯びてきてる時代なので
自衛隊も現実に沿った訓練を行っているという事です。いや〜、時代の変化を感じますな。

※余談ですが海自贔屓の自分としてはそもそも敵を島に上陸させません。海自が全力で迎撃し
敵を叩きます。別に陸さんの出番を奪うつもりはありませんが、初陣は渡さないんでヨロシク☆


航空自衛隊の「F-2」による地上爆撃

ハイ、完全に撮影失敗してますね。半分しか写ってません。
アナウンスを聞き逃し「どの標的を爆撃するか」が不明だったので広範囲を撮影した画像からトリミングしました。

投下されたのは「JDAM」らしい。空自のミサイル・爆弾はあまり詳しくないので詳細は省略。
※実際には安全上の措置により地上に設置された爆薬を爆発させているらしいです。


「03式中距離地対空誘導弾」

「地対空誘導弾 改良ホーク」の後継車両で陸上から”航空機”をミサイル攻撃する装備です。


「12式地対艦誘導弾」

「88式地対艦誘導弾」の後継車両で陸上から”艦船”をミサイル攻撃する装備です。

「03式中距離地対空誘導弾」と「12式地対艦誘導弾」
見ての通り外見が非常に酷似していて紛らわしいです。


初めて見た時は「お〜、同じ装備が並んでるな。 ・・・アレ? よく見たら違くね?」と思った程です。
攻撃目標が違う全く別々の装備ですがそれにしてもよく似てます。この2装備を見分けるポイントは・・・
03式=発射筒のリブが多い=凸凹した雲のイメージ=対空用
12式=発射筒のリブが少ない=平らな水面のイメージ=対艦用
とりあえず個人的にはこんな風に覚えて識別しようかなーと思ったり。

ちなみに上述画像の12式地対艦誘導弾や03式中距離地対空誘導弾は
あくまで”発射装置”であり実際の射撃には他の各種装備が必要です。(後述)


で、これがその各種装備の一例。  捜索・標定レーダ装置JTPS-P15(?)

73式小型トラック(1/2tトラック)の荷台に何らかのレーダー装置を組み合わせたこの車両。
12式地対艦誘導弾に随伴する捜索・標定レーダ装置(JTPS-P15)だと思うんですが詳細不明。

対空・対艦ミサイルシステムを完全に機能させる為には発射機以外にも捜索レーダー、指揮統制装置、
射撃管制装置、電源車、予備弾運搬車などが必要で、それらが組み合わさる事によって初めて機能します。

対空・対艦ミサイルと言うとミサイル本体(発射機)ばかりが注目されますが
こういったサブ・システムも重要な存在だという事を再認識したいです。


「OH−6D オスカー」

もはや定番の観測ヘリですね。この”空飛ぶタマゴ”は軽快に戦場の空を飛び回っていました。
OH−6Dの現在の状況について調べてみると陸自での保有数は2015年3月時点で48機。

余談ですが今回はOH−1は出ませんでした。「優秀な後輩のニンジャ君は何してんの?」と思い調べてみると
OH−1は高価格が理由で既に調達が終了(量産機34機+試作機4機)してしまい、配備先も限定的なので
総火演への参加は都合が悪かったのかもしれません。OH−1の活動に制限がある以上、OH−6Dがまだまだ
頑張らなければならないのが現状です。今後も暫くはOH−6Dが陸自・航空科の眼として活躍する事でしょう。


ヘリコプター部隊が次々と会場に進入

「UH−60JA」 「CH−47J」 「AH−64D」 「OH−6D」など陸自・航空科のヘリが大集合!
これだけの種類のヘリが一堂に会する光景を見られるのは総火演の醍醐味ですね。


偵察用オートバイを降ろす「UH−1J」 (41899号機)

「陸自(陸軍)の汎用ヘリと言ったらヒューイ!」と言える程メジャーな汎用ヘリ。

陸自が運用してるUH−1シリーズは古い「H型」と新しい「J型」がありますが写真の機体はJ型です。
見分けるポイントとしては機首先端のノーズ部分(J型の方が長い)やワイヤーカッターの有無など。

J型はH型の改良型であり、ベル社と富士重工の共同開発との事ですが
機体再設計の80%を日本が担当したらしい。
それってほぼ準国産の新造機じゃん。日本スゴイ。


改良型が登場しながら現役活躍中のUH−1シリーズ。2016年3月時点での保有数は130機。
UH−1シリーズは名機ですが基本設計が古いので、今後は後継である「UH−60JA」に交代していく
予定だと思っていたんですが、UH−60JAが高価(37億円)で配備がスムーズに進まない事から
安価なUH−1J(12億円)とのハイローミックス計画(新旧機種の混用)に変更したらしいです。


隊員をラペリング降下させる「UH−60JA」 (43105号機)

増槽が邪魔で降下準備中の隊員の様子がハッキリ見えねぇぇ!!
という個人的な感想は置いといて・・・ 現在の陸自・航空科における最新の汎用ヘリであるUH−60JA。

優秀な汎用ヘリですが高価で中々配備が進まず2015年3月時点での保有数は僅か36機。
なので上述の通り価格の安いUH−1シリーズとハイローミックスで運用されています。


CH−47Jから降車する「高機動車」

ヘリコプターから車が発進するという戦術機動的な1コマ。一般ではまず見る事のない自衛隊ならではの光景です。
高機動車の全幅は2.15mと横広ですが、それがスッポリ入るCH−47Jのキャビンの大きさにも注目したい1枚。

余談ですが会場脇の大型ディスプレイにて「V−22 オスプレイ」のPR映像が流れていました。
自衛隊がV−22を導入する事は周知の通り。CH−47とV−22の共同作戦等が楽しみです。


偵察用オートバイを盾にし警戒する隊員

立ち乗り射撃、ジャンプ、ウィリーなど多彩なテクニックを持つバイク隊員。そのレベルは仮面ライダー以上ですね。

バイクの種類は「ホンダ・XLR250R」もしくは「カワサキ・KLX250」らしいですが自分にはよく分かりません。


25mm砲を射撃中の「87式偵察警戒車」

個人的に自家用として欲しい戦闘装甲車輌ナンバー1と言える87式偵察警戒車。
取り回しの良い中型トラック並のサイズ、装輪式で時速100kmで走行可能、25mm砲を搭載し
戦闘もそこそこいけるなど民間人が所有する(妄想)にはちょうどいいスペックの戦闘車輌です。

画像では3両写ってますが、よく見ると中央の車両だけ25mm砲が俯角(マイナス角度射撃)してる点に注目。


「89式装甲戦闘車」

前段演習の項でも述べましたが、今回89式装甲戦闘車の写真はあまり撮ってませんでした。今後改めて撮ります。


「87式自走高射機関砲」

前段演習に引き続き後段演習でも派手に35mm機関砲を撃ちまくってた87式自走高射機関砲。

87式自走高射機関砲と89式装甲戦闘車は共にスイス・エリコン社製の35mm機関砲を
装備してますが両者には結構な違いがありますね。スペックを比較すると以下の通りです。

87式=35mm機関砲KDA×2門 発射速度550発/分(×2)
89式=35mm機関砲KDE×1門 発射速度200発/分

こんな感じです。カタログスペックだけで性能は判断できませんが
「35mm機関砲での射撃」という点に限れば87式の方が優秀です。


「92式地雷原処理車」から発射されるロケット弾

名前の通り「地雷原を処理・開拓し後続の戦車などの進路を確保する事」を目的とした装備です。

作業手順としてはまず目的地である地雷原に向けて大型のロケット弾を発射します。
すると内部からワイヤーと26個の爆薬が引き出され、これらが縦一直線に落下・着地します。
そして26個の爆薬を起爆させればその範囲の地雷は誘爆し通路を確保出来る仕組みです。

地味な作業ですが、戦車等にとって地雷は厄介な相手なので地雷原処理の必要性は軽視できません。
それとワイヤー付きの大型弾頭が飛んでいく光景は視覚的にはインパクト大で見応えがあります。


こうして地雷原の処理も完了、最終兵器である戦車が突入します。

10式戦車の44口径120mm滑腔砲が咆哮する!!!!

今回の総火演における「戦車の主砲の射撃シーン」で一番良く撮れた写真ではないかと思います。
それでもプロカメラマンからしたらまだまだ甘いんでしょうけどね。もっと撮影技能を磨きたいです。


10式戦車による同時射撃

3両の10式戦車による同時射撃の瞬間を捉えた1枚。迫力ある光景であると同時に搭乗員の練度の高さが伺えますね。


若造にはまだまだ負けん! 90式戦車も勇ましく射撃!

まぁ、見ての通りあんまり綺麗に撮れてないんですけどね・・・。 行進間射撃だから余計に難しい。


最前線は息子達に任せてワシは遮蔽射撃で援護するぞい!な74式戦車


別の場所で草叢に隠れながら射撃中の74式戦車

コチラも相変わらず発射の瞬間を捉えられていません。退役迫る74式の発射シーンは貴重なのに・・・
総火演という折角の実弾射撃において、陸自の顔とも言える戦車の発射シーンを逃すのは悔しいですね。


白煙の尾を引きながら標的に命中する”何かの弾”

写真を撮った本人が言うのもアレですがこれの正体がハッキリ思い出せません。(汗)
え〜と、何の弾だコレ? 白煙が出てて大量同時着弾で飛行速度も微妙に遅くて・・・ ただの発煙弾?


コチラは一般的な火砲による砲撃

榴弾砲や迫撃砲の着弾だと思います。二段山、三段山に次々と着弾し地表を抉っていきます。


後段演習も最終局面に突入。陸自が装備する全火力をもって一気に突入し敵を制圧します。

10式戦車や89式装甲戦闘車などがズラリ。これだけの数の戦闘車輌が一堂に会するのは総火演ならではです。


陸上戦力に続き航空戦力であるヘリコプター部隊も一気に集結!

毎回思いますがこの光景、完全に「地獄の黙示録」ですよね。
ヘリコプターという地上の人間からは手も足も出ない(※対空ミサイルの装備を除く)航空機が
これだけの編隊で押し寄せるんだからそれはもう凄まじい恐怖を感じずにはいられません。
(ヘリの大編隊攻撃と「ワルキューレの騎行」を組み合わせたコッポラ監督の感性がスゴイ)

これだけ多くの種類のヘリが飛んでますが実際に「地獄の黙示録」(ベトナム戦争)に
関係があるのは「UH−1J」 「AH−1S」 「OH−6D」 「CH−47J」の4機種だけかな。
4種ヘリ 「ふぅ・・・ 遺伝子に刻まれた記憶が蘇るぜ」


戦場に咲く勝利の華!

90式戦車等から発煙弾が一斉に発射され戦場に「勝利の華」が咲いていました。
有終の美を飾る大事なシーンなので本来ならもっとズームで撮るべきだったんですが、
ヘリ部隊の撮影に気を取られてて微妙にシャッターチャンスを逃してしまいました。


戦闘が終わり白煙残る戦場を移動中の戦車達

午後の装備品展示に向けて移動中の74式戦車など。この光景を見ててふと思ったのが
「戦車や装甲車の赤外線暗視装置ってどの程度まで見えるんだろう?」という疑問です。
戦闘車輌なので煙、霧、夜間などでもバッチリ見える優秀な暗視装置を装備してる筈ですが
その視界が気になる所ですね。(まぁ部外者の自分には確かめる術もありませんが・・・)


観客に笑顔で手を振る90式戦車の搭乗員たち

演習を終えた各装備が格納庫(?)に戻る為に会場を後にする際、搭乗員が観客に手を振ってくれてました。
その中でも90式戦車の搭乗員はとてもサービスが良かったという印象があります。
全ての車両・装備の隊員の別れの挨拶をチェックした訳ではありませんが私的にはそう感じました。

戦車と言えば昔から「陸自の顔」とも言える存在ですが、最近は10式戦車ばかりが注目され
90式戦車の人気がやや低下してる事を意識してか、よりサービス溢れる挨拶を披露してました。
更に余談ですがこの90式の集団の中に「ドーザーを装備した個体」がいたんですが、
その個体はドーザーを激しく可動させまるで手を振ってるかの様にアピールしてました。

これらの事を踏まえとりあえずこれだけは言わせてもらいます。
今後時代が移り変わり90式戦車の人気が下がったとしても
自分にとって90式戦車は陸自・機甲科を象徴する戦車です!!!




演習も一段落ついたので昼食

戦場での食事といったらオニギリなのー! でも潰れてるなの・・・
今回の総火演の入場者数は約27000人。それだけの人混みを掻き分けながら
移動・行動してたらこういう結果に・・・ まぁ、特に問題なく食べましたけど。


で、オニギリを食べつつ前方の会場を眺めてると装備品展示の為に各装備が集結。
そこで驚きの光景が! 新装備が公開されとるやんけ!!!

左から「輸送防護車」「16式機動戦闘車」「AAV7」です。いずれもここ1〜2年で配備が開始された最新装備です。
陸上自衛隊の新しい時代を象徴する3種の装備。
つまり「ニュージェネレーションズ」という訳ですな!



「AAV7」

陸上と水上、2種類のフィールドで行動可能というPassionな水陸両用戦闘車輌です。
近年の陸自は離島の防衛・奪還を主任務の1つと捉えており、新しく新編される
水陸機動団(日本版海兵隊)で運用する予定の新装備という訳です。

本装備の歴史について調べてみるとかなり古く、アメリカ海兵隊の要望により1970年に基本型の「LVTP7」が誕生。
その後1970年代後半よりLVTP7の性能向上計画が実施され、1985年に「AAV7A1」と改名し現在に至る模様。
イタリア、スペイン、ブラジル、韓国などでも採用されており、水陸両用戦闘車輌としては結構メジャーみたい。

陸自では試験参考用として6両、部隊配備用としては52両を調達予定。1両辺りの価格は6.7億円らしい。
現時点では正式に配備が開始されていないのか、説明案内はアメリカ海兵隊員(?)が担当してました。


ウォータージェットとクローラ

水陸両用車両の必須装備として陸上走行用の履帯(クローラ)と水上航行用のウォータージェットを備えています。
地上での最高速度は時速72km、水上での最高速度は時速13kmとの事。よく見ると履帯側面にフィンがあり
ウォータージェットを使わずに水中で履帯を回しても時速7.2kmの航行推進力を得られるらしい。よく出来てるね。


UGWS(Up-Gunned Weapon Station)と呼ばれる砲塔

「ブローニングM2重機関銃」と「Mk19グレネードマシンガン」を
W装備というガンマニアを悶絶死させかねない素晴らしき砲塔。


特にMk19は日本初の装備なので注目度高いです。国産の96式自動てき弾銃はMk19と性能比較されそう。


「16式機動戦闘車」

105mmライフル砲という強力な武装を持ち、装輪式により時速100km以上で走行可能というCoolな装備です。

本装備の開発コンセプトは強力な火力と高い機動性の両立です。
陸自が誇る最強の火力と言えば戦車です。しかし戦車は40〜50トンという大重量と
履帯という構造により迅速かつ軽快に移動出来ず、柔軟な運用・配備に向いていません。
対して87式偵察警戒車などの装輪式は軽快な移動性を持ちますが火力が不足気味です。

そこで装輪式の車体と戦車の主砲を合体させよう!
というコンセプトを元に開発されたのが今回の16式機動戦闘車です。

上述の通り本装備は105mmライフル砲を装備しています。これは74式戦車の
主砲と同クラスの武装であり、限定的ながら対戦車戦闘すら可能と言えます。


側面及び後面

機動力面での特徴が8輪装輪式です。タイヤ式なので舗装面での走行性能に優れ最高速度は時速100km以上です。
その反面、泥地や雪道など不整地での走行性能については無限軌道車両に劣ります。その辺は仕方ないですね。

その他の注目点としては高性能なアクティブ・サスペンションを装備しており、
105mmライフル砲の強力な反動を受け止める(吸収する)構造となっています。


「輸送防護車」

どこをどう見てもCuteという言葉が似合わないゴツイ外見です。むしろこのHardなBodyがRockっぽい感じ?

この車両の正体はオーストラリアが開発した「ブッシュマスター」という装甲車です。陸自が本装備を導入したキッカケが
2013年に起こったアルジェリア人質事件です。この事件において自衛隊法など諸々の問題により救出作戦は失敗。
これを教訓とし「海外で自衛隊が活動する際に自衛隊員は勿論、民間人を乗せる事も考慮した装備」という感じみたい。

用途やポジション的には96式装輪装甲車と軽装甲機動車の中間に位置する装備って感じですね。
ちなみにライセンス生産ではなく購入品らしい。なので右ハンドルですがウインカーは左側かも・・・


右後方

ちょっと撮影角度が悪くて確認しずらいですが、本車両の特徴がV字型車体です。車体底面がV字型になっており
誤って地雷などを踏んだ際に爆風が車体側面に逃げダメージを軽減させます。戦車の傾斜装甲と似てますね。


「AH−64D アパッチ・ロングボウ」

個人的に最も好きな陸自装備の1つ。AH−64Dのスペック等は各所で語り尽くされてるのでここでは省略。


M230・30mmチェーンガン

ガンマニアとしてやっぱり気になるのが30mmチェーンガン。外部動力である2kwの電動モーターと
機関部がチェーンによって接続され駆動、発射します。なので広義では「電動ガン」とも言えます。
そして外部動力による駆動なので不発弾なども強制的に排出する為、信頼性が高い機関砲です。

30mm機関砲という事で当初は「A−10サンダーボルトU」に搭載されてるGAU−8と同じ弾だと思ってましたが
A−10の方が「30×173mm」、AH−64Dの方が「30×113mm」というそれぞれ異なる規格の弾でした。



他にも魅力的な装備品展示が沢山あり、出来ればじっくり見学したかったのですが
昨日からほぼ徹夜で行動してて寝不足気味だったり、早朝の怪我が痛んだり、
翌日から再び仕事だったりと理由が重なり13:30頃には会場を離脱しました。


第6駐車場にある「トーチカ」

総火演の会場(東富士演習場:畑岡地区)のちょっとした名物とも言えるのが駐車場の片隅にあるこのトーチカです。
いつ頃造られた物なのか不明ですが雰囲気バッチリです。自衛隊の敷地内にあるので自衛隊が訓練用に造った物、
もしくは大日本帝国陸軍が造った物では無いかと推測。旧軍の九二式重機関銃とか据え付けたら更に雰囲気出そう。


その後14:00過ぎに駐車場に到着。疲弊した体を引きずる様に車に乗り込み現地を出発しました。
朝霧高原(道の駅)などで休憩しつつ18:50頃には帰宅。今回の累計走行距離は約406kmでした。

そして今回撮影した写真ですが数えた所、約850枚でした。思ったより少ないかな・・・?
と言うか連射撮影分がかなり多かったので改めて整理、良い写真のみを選別しました。


今回の記念品

総火演は見る・体感する事がメインのイベントなのでお土産(記念品)は控えめです。
目立った買い物と言えば記念プレート位です。(と言うかワッペンを買い逃したのが結構悔しい)


平成28年度 富士総合火力演習 総評

前回から6年ぶりの参加となった富士総合火力演習。昔と殆ど変わってない点もあれば大きく変わった点もありました。

まず変わってない点と言えば演習全体のプログラム。前段の装備品紹介から始まり、後段では偵察、ヘリボーン、
榴弾砲による援護射撃、戦車による正面突破などほぼ例年通りで安心して見られる反面、新鮮味に欠ける一面も。
ただ例年と同じという事は「次に何が登場し何をするか」と言うのがある程度予想できるので、撮影には有利ですね。

逆に変わったと思うのが仮想敵国(戦闘シュチュエーション)の変化と新装備の登場。冒頭でも述べた通り
今回は離島の防衛・奪還を想定した内容であり、それに関係する装備(12式SSM、AAV7など)も展示。
これらの事から日中関係の悪化(開戦の可能性)を実感させる内容でした。正に「今そこにある危機」ですね。

そして総火演の最大の魅力である実弾射撃。特にTOWや01式軽対戦車誘導弾などのミサイル系の発射を
写真に収められた事が収穫でした。普通の駐屯地祭では絶対に発射されないレア装備なので。

その他としては各種装備の調達・配備状況の再認識。今回のリポートを作成するに当たり現在の装備の調達・配備数を
調べたんですが、制式化してから何年も経ってるのに殆ど配備が進んでいない物がある一方、既に退役しててもおかしくない
旧式装備が未だに現役だったりと中々面白いデータが取れました。近年は防衛予算の関係で新しい装備の配備が進まず、
旧式の装備を大事に使い続けてるという印象ですね。オールドミリタリーファンの自分としては嬉しい状況でもあります。
 ※それと「戦車の配備」に関してですが、防衛大網によると今後主力戦車は北海道と九州に集中配備とし、本州には
  16式機動戦闘車を充てるという構想らしいので今後本州で戦車を見る機会が激減しそうでその辺が不安ですね。

最後に撮影技術的な事ですが、現在自分が使ってるカメラ(FINE PIX S1)では望遠撮影に限界を感じました。
光学50倍ズーム搭載なので遠くの被写体も撮れる事がメリットですが、撮像素子が1/2.3型なので望遠撮影では
どうしても画質が荒くなってしまいます。なので近い内に一眼レフ(APS-C)デビューしようかと考えています。

「会場紹介編」          「前段演習編」


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