ジャパン・スネークセンター 「白蛇観音祭」 見学
2019.4.7


昨日の新町駐屯地祭に続き本日は群馬県・太田市にある日本で唯一(?)のヘビの研究・展示施設である「ジャパン・スネークセンター」の見学リポートをお送りします。


「何でいきなり蛇なんだよ! ミリタリーと関係あんの?」というツッコミはごもっともなんですが・・・ 実は以前からヘビという生物の生態に興味があったんですよ。
手足が無いあの体でどうやって移動しているのか? あの細い身体の内部構造(内臓)はどうなっているのか? もしも毒蛇に噛まれたらどう対処すべきか?など・・・
更に自分が住んでる長野県は山岳や森林が多くヘビを見かける機会も結構あるのでヘビの生態を理解・勉強する事は今後の人生において有意義だと思った為です。

そして改めて見直してみると実は蛇とミリタリーは結構な繋がりがあったりします。特に「ヘビの名を冠した兵器や組織」は多数ありますね。いくつか例を挙げてみると
・銃火器
コルト社のリボルバー(パイソン・キングコブラ等)、ロボコップに登場したコブラ砲(バレットM82)、ブッシュマスター(25〜40mm口径)機関砲
シルベスター・スタローン主演の痛快バイオレンスアクション映画「コブラ」及び劇中に登場するコブラ柄グリップパネルのコルト・ゴールドカップ

・航空機
AH-1攻撃ヘリコプター(コブラ・ヴァイパー)、RC-135 コブラボール、P-39 エアコブラ、Su-27シリーズによる空中機動 プガチョフ・コブラ
AIM-9 サイドワインダー

・組織 その他
航空自衛隊・飛行教導群(部隊マークがコブラ)、VFA-102 ダイヤモンドバックス(ガラガラヘビ)、米海軍のファースト・ネイビー・ジャック
オーストリアの特殊部隊コブラ、陸自のレンジャー訓練(ヘビの捕食)、東南アジア多国間軍事演習コブラ・ゴールド(コブラを捕食)
「蛇」のコードネームを持ちダンボールに異常な愛着を示す伝説の傭兵左腕にサイコガンを持つ宇宙海賊  etc・・・

この様に蛇を元ネタとしてネーミングされた兵器や組織が多く存在しているので、由来となったヘビを見学・勉強する事はミリタリーファンとしても必要と考えた訳です。


ジャパン・スネークセンターに到着 (09:00頃)
 
プルルプルル・・・・ チュイーン こちらスネーク センターに到着した。これよりミッションを開始する。という訳で群馬県は太田市藪塚にやって来ました。
郊外の山中にあるので地名的にも場所的にも正に「藪蛇」って感じです。ちなみに近隣には藪塚温泉や三日月村(江戸時代を再現したテーマパーク)等も存在してて観光地帯となってます。


白蛇観音
 
この像は「白蛇観音」といい生態調査や血清開発の為の実験に命を捧げたヘビを供養する為に建てられました。「人間とヘビの共存」に貢献したヘビ達に感謝と追悼の意を捧げたいです。


シロヘビは幸運の象徴
 
シロヘビ(白蛇)と言えばその神秘的な外見から縁起の良い動物、もしくは「神の使い」として古来より大切に扱われ崇められてきた存在です。特に山口県の「岩国のシロヘビ」が有名です。
過去にフレンドシップデーで2回ほど岩国に行きましたが当時はミリタリーが主目的でシロヘビには無関心だったのが勿体無い。次に岩国に行く機会があればシロヘビも見学したいですね。


センター内の様子
 
スネークセンターはヘビの生態調査・血清開発などが主目的なのでこの様な野外飼育施設が多数あります。今回は時季が悪かったのかヘビが殆ど見当たらなかったのが残念でしたが・・・


屋内飼育施設
 
これらの屋内飼育施設は「全長が数メートルに達する大蛇」とか「世界各国から集められた毒蛇」などを飼育する特別な建屋となっています。(ちゃんと安全対策はされていますよ!)


スネークセンターは長い歴史と秘境に満ちている?
 
センター内には立ち入り禁止となった怪しい洞窟なども。案内図によるとかつては「大洞窟」として自然の雰囲気を利用した展示などが行われていましたが崩落の危険により1990年代に閉鎖されたそうです。

スネークセンターの歴史について調べてみるとかつてこの近辺は「薮塚石切場」という採石場でしたがそれが昭和30年代に閉鎖。そして跡地を利用して1965年頃に「アドベンチャーランド」という恐竜関連の
テーマパークが開園。更に1968年頃に「日本蛇族学術研究所」(スネークセンターの前身)が共同運営(?)に乗り出し暫くは「恐竜とヘビの2本柱」でしたが90年代の大洞窟崩落に伴いアドベンチャーランド
は閉園され現在はスネークセンターのみ運営中という感じみたいです。センター内には昭和の雰囲気が漂う施設が多く残ってて昭和マニア、廃墟マニア、恐竜マニアなどに人気のB級スポットでもあるらしい。


その他ヘビに関する面白いネタなど
 
センター内には巨大なコブラの石像とかツチノコの解説文などもありネタ的にも楽しめる様になっています。というか現代ではツチノコとかチュパカブラ等のUMAネタって盛り上がらなくなりましたね・・・
昔は芸能人とか冒険マニアが「UMA探索隊」とか結成して世界各地の秘境を探検する番組とかあって面白い時代だったんですが・・・ 現代人にはもっと好奇心とか冒険心を取り戻してほしいですね。

それではそろそろヘビの紹介に移りたいと思います。国内唯一(?)のヘビ研究機関であるスネークセンターでは一体どんなヘビが飼われているのか? 私的に気になったヘビを何種類か紹介します。


キイロアナコンダ                                                    インドニシキヘビ
 
キイロアナコンダ、体長2〜4m、生息地:ボリビア、パラグアイ、ブラジル西部など。大蛇として有名なアナコンダの一種です。黄色い体がカラフルでちょっとお洒落ですね。毒はありません。

インドニシキヘビ、体長3〜6m、生息地:インド、ネパール、パキスタンなど。無毒。学名が「PYTHON」でありコルト・パイソンの元ネタです。革製品製作の為に乱獲されていた悲しい過去も。


ボアコンストリクター
 
体長2〜3m、生息地:メキシコ南部や南米大陸など。無毒。近くに脱皮した抜け殻があったり綺麗に戸愚呂トグロを巻いてたりとヘビらしい生態を
楽しませてくれた種類です。国民的人気漫画であるワンピースに登場する九蛇海賊団の女帝ボア・ハンコックもこの種類が元ネタかと思われます。


シマヘビ
 
体長80〜150cm、生息地:日本全国。無毒。日本の固有種であり全国に分布生息しています。黄色っぽい身体と背中に入った4本の黒い縦縞模様が特徴です。画像の個体は
気持ち良さそうに日向ぼっこしてて微笑ましい光景なのですが、シマヘビと言えば陸上自衛隊のレンジャー訓練にて捕食されるヘビでもあるのでちょっと可哀想という気持ちも・・・


ハナナガコブラ                                                          シンリンコブラ
 
ハナナガコブラ、体長1.2〜1.8m、生息地:アフリカ東南部。毒蛇。黄色と黒の派手な縞模様が如何にも毒蛇って感じです。

シンリンコブラ、体長1.4〜2.2m、生息地:アフリカ中西部。毒蛇。主に森林に生息している事からこの名が付いたそうです。

コブラ(科)と言うと「首回りに立派なフードを備えてる」という印象でしたがフードが無い(もしくは小さい)種類もいるんですねー。


サキシマハブ                                                          アカマタ
 
サキシマハブ、体長60〜120cm、生息地:沖縄県・八重山諸島。毒蛇。沖縄の毒蛇として有名なハブの一種です。これ以外にも沖縄には「複数の種類のハブ」が生息しています。

アカマタ、体長70〜180cm、生息地:奄美・沖縄諸島。毒々しい外見ですが無毒です。沖縄ではちょっと特別扱い(?)なヘビで「美男子に化けて女性を騙す」という伝説があるとか。


ウラコアガラガラヘビ
 
体長70cm前後、生息地:ベネズエラ。毒蛇。敵に遭遇すると尻尾の先端を振動させて威嚇音を出す事で有名なガラガラヘビの一種です。この独特の尻尾は古い脱皮殻が重なって出来た物です。

ミリタリー的にはアメリカ海軍の軍艦旗(ファースト・ネイビー・ジャック)やVFA-102 ダイヤモンド・バックス等にガラガラヘビのイラストが描かれています。他に面白いネタとしては1993年公開の
「ハード・ターゲット」という映画において主演のジャン・クロード・ヴァン・ダムがこのガラガラヘビを捕獲して”とある細工”を施して毒蛇トラップとして敵を攻撃させるというシーンがあったりしました。


フィールドツノクサリヘビ                                                      ガボンアダー
 
フィールドツノクサリヘビ、体長1m前後、生息地:中近東。毒蛇。名前の通り頭の上に小さなツノが生えているのが特徴。そして砂漠で生活する為に体の色がデザートカラーになっています。

ガボンアダー、体長1.2〜1.8m、生息地:アフリカ東部。毒蛇。中々に珍しい色と模様の身体をしていますが、見ての通り落ち葉の中ではかなり高いカモフラージュ能力を発揮しています。

ミリタリー的に見てもヘビのカモフラージュ能力ってレベルが高いと思います。きっと長い年月をかけて砂漠やジャングルに溶け込む体色に変化したんでしょうね。ヘビの進化能力ってスゴイ。


クロクビドクフキコブラ
 
体長1〜2m、生息地:西アフリカやケニアなど。毒蛇。牙の毒管が特殊な構造で名前の通り毒液を前方に発射する事が出来ます。飛び道具を備えた毒蛇とかめっちゃ危険ですやん・・・


キングコブラ

体長4〜5.5m、生息地:インド・東南アジア、中国南部など。毒蛇。毒蛇としては世界最大級であり、更に他のヘビをも捕食するという生態から「キング」の名前が付けられました。


初めて見る”蛇の王”の印象は・・・
 
おぉ・・・ これがかの有名なキングコブラか。もっと凶々しいイメージがあったんだけど本物は思ってたよりも控え目な印象ですね。つぶらな瞳が案外可愛いかも。
世界的に有名な毒ヘビですが意外と毒は強くなく(ただし注入量が多い)性格的にも温和らしい。タイ王国などでは神聖な動物として大切に扱われているそうです。


トウブグリーンマンバ                                                 シナロアミルクスネーク
 
トウブグリーンマンバ、体長1.5〜2.5m、生息地:ケニア・南アフリカ。毒蛇。色鮮やかな美しい身体ですが立派な毒蛇です。過去に日本国内で違法に密輸・飼育されていた事例も。
余談としてはカート・ラッセル主演の「ソルジャー」(98)という映画にも登場。ラッセル演じる不器用で孤独な兵士が一般人から理解され受け入れられる為の重要な役(?)を演じました。

シナロアミルクスネーク、体長60〜90cm、生息地:メキシコ。一見すると毒ヘビっぽい派手な身体ですが実は無毒のヘビです。毒蛇に擬態すべく体表(模様)が進化したらしいです。

控えめな色で無毒の様に見えるけど実は毒ヘビだったり、派手な色で如何にも毒ヘビらしい外見だけど実は無毒だったり。外見だけで有毒・無毒を判断出来ないという好例ですね。


ブラックマンバ
 
体長2〜4.5m、生息地:アフリカ大陸。毒蛇。地味な見た目ですが強力な毒を持っておりキングコブラに次いで大きい(長い)毒ヘビです。しかも3匹も飼育されてました。
特筆すべきは世界最速(時速15km前後=小学生の全力疾走レベル)の毒ヘビという事。追いかけられたら逃げ切れる自信がない・・・ ガラス越しでも恐怖を感じました。


ヘビ毒に関する解説
  

  
ヘビ毒には神経毒(神経が麻痺して呼吸困難や筋肉硬直が起こる)出血毒(筋肉や内臓が壊死・破壊される)等がある事、血清の作り方、実際の咬症などが紹介。
いや〜、改めて毒蛇の恐ろしさを実感します・・・ 特に医療体制が不十分なアジアやアフリカだとより危険ですね。日本は毒蛇の種類も被害も少なくて良かったですよ。


ハブの採毒実演
 
こちらではハブの採毒実演が行われました。研究員のお兄さんは慣れた手付きでハブを扱ってましたがヘビに不慣れな自分はヒヤヒヤしながら見てました・・・


沖縄を代表する毒蛇・ハブ
 
シャァァァ! 俺に触んじゃねぇよ! 噛み付くぞオラァァァ!と言わんばかりに威嚇体勢のハブ。本物のハブを見るのは今回が初めてですね。
身体をギュッと圧縮させたこの状態から鞭の様に飛び出して相手を攻撃します。ハブは気性が荒く攻撃性が高いので沖縄の地元民も時々咬まれるらしいですが血清の研究が
進んでるので死亡率は低いらしいです。そしてミリタリー的な視点で見ると沖縄に駐留する在日アメリカ軍にとってもやはり脅威となっており、Habuとして恐れられてるらしい。


毒を採取
 
めっちゃ毒汁出とるやんけ・・・(ドン引き) ハブ毒ってこういう感じなんですねー・・・ この毒を元に成分を分析したり血清を作ったりします。


マムシ                                                         ヤマカガシ
 
本州に生息する代表的な毒蛇であるマムシとヤマカガシ。自然豊かな長野県に住んでる自分ですがこうしてハッキリと姿を見るのは初めてかもしれない。
この2種はハブに比べて攻撃性は低いですが、立派な毒蛇なのでもし見かけても近付かないのがベストです。この体型や模様をよーく覚えておくとしよう。


アオダイショウとの触れ合いコーナー
 
こちらのアオダイショウは人間慣れしてて触ってもOKとの事なので恐る恐るタッチ。何というかこう・・・ 湿潤なゴムっぽい質感なんですねー。
ヘビの鱗は極薄の脂質で覆われており、それによってヌルヌルでもザラザラでもない適度な質感を発揮してるらしいです。それにしても凄い柔軟性だなこれ・・・(後述)


熱帯温室
 
こちらではアナコンダやアリゲーターの飼育、恐竜模型の展示等を行っています。研究員が持ってるのはオオアナコンダの脱皮殻(約5m)です。


オオアナコンダ
 
体長5〜10m、生息地:アマゾン川流域、コロンビア、トリニダード周辺など。世界最大のヘビで全長10m近くに成長する場合もあります。更に胴体が太いので重量もあります。
毒は無いですがその巨体で相手に巻き付いて締め殺したり丸呑みにしたりするので現地民には恐れられている存在です。映画「アナコンダ」等でも(誇張して)描かれていました。

巨体なので捕獲や取り扱いも大変で持ち上げた研究員の人も汗だくになってました。一方のアナコンダも「やれやれ、人間の相手も楽じゃないぜ・・・」といった感じで水槽の中へ。


蛇の体験コーナー
 
左はヘビの模型(約10kg)を持ち上げてその重さを体験してみようという企画です。自分も試してみましたが予想以上に重いしバランスも取りづらくて中々に難儀でした。

他にはボアコンストリクターを首に巻き付けての記念撮影も実施。「ぬほぉ〜、首筋に生温かくてゴムっぽい感触がぁ・・・」などと感じながら貴重な体験が出来ました。


ヘビのお食事タイム
 
ウラコアガラガラヘビに餌(マウス)を与える場面も公開。勢いよくシャァァ!と食い付くかと思ってましたが、意外とゆっくり時間(約15分)をかけて呑み込んでました。

ヘビはどちらかと言えば待ち伏せ型なのであまり動き回らない事、変温動物なのでエネルギーの消費が少ない等の理由により数ヶ月くらいは絶食に耐えるそうです。


人間のお食事タイム
 
見学も一区切りがついたので自分も昼食タイムです。センター内にあるこちらの食堂ではヘビ料理が食べられるとの事でワクワクしていたんですが・・・ 残念ながらヘビ料理は休止中でした。
本来ならマムシの蒲焼きや唐揚げなどが食べられるとの事で楽しみにしていただけに残念ですね。仕方ないので普通のカレーを喫食。気になるヘビ料理はまたの機会にお預けという事で・・・


クイズ大会やグッズ購入など
 
ヘビに関するクイズ大会も実施。ヘビも涙を流す事があるか? 北極圏にヘビは住んでいるか?などが出題され参加者は悩みつつも楽しんでいました。(自分はあっさり敗退・・・)

そして売店にて色んなヘビグッズも購入。ハブの抜け落ちた牙とか滋養強壮ドリンクなど。普段はミリタリーグッズばかり買い漁ってるのでこういう蛇グッズってのは何か新鮮です。


資料館を見学
 
こちらの資料館にはヘビの標本や模型などの学術的資料が多数展示されており、ヘビに対する理解をより深められる有意義な施設となっています。


ヘビの分類や分布など
 
解説によると現在では約2400種類のヘビが確認されており、それらは11の「科」に大別されます。思った通りヘビの世界は奥が深くて複雑ですね。
日本の蛇を例に見るとシマヘビやアオダイショウは「ナミヘビ科」、マムシやハブは「クサリヘビ科」、エラブウミヘビは「コブラ科」という分類になります。


ヘビの骨格
 
左の写真はエメラルドボアの骨格標本です。見ての通り数百個にも及ぶ細かい骨が連結された構造となっており、筋肉でこれらを動かす事により非常に柔軟な姿勢・運動が可能となっています。
上述した研究員の手に巻き付いてるアオダイショウの写真が好例ですね。ヘビは手足が無い事がデメリットの様に言われますがこの柔軟性を見るとこの体型も悪くないんじゃないかと思えてくる。


ヘビの顎や牙の仕組み
 
ヘビと言えば「顎を外して自分より大きな獲物を丸呑みにする」と言われていますが、実際には顎の骨の先端が繋がっておらず左右に広がる事、そして顎の付け根に重なった状態で
収納されている方骨を開口時に伸ばす事によって大きな獲物を咥えられるという仕組みです。なので「捕食時にはコンパクトに畳まれた骨を全開放する」という表現が正しい・・・かな?

更に肋骨が胸骨で繋がっておらず左右に広がる構造なので大きな獲物を丸呑みにしても柔軟な皮膚や内臓が伸びて対応するという仕組みです。ヘビの骨格って高性能なんだな・・・

蛇の歯(牙)に関しては無毒の細かい牙が多数並んでいる「無牙類」、上顎先端の立派な牙から毒を注入する「前牙類」、口の奥に小さな毒牙がある「後牙類」などの種類があります。


ヘビの体内構造
 
@気管  A食道  B右肺  C心臓  D胃  E肝臓  F胆嚢  G小腸  H腎臓  I総排泄腔
そう、こういうのが見たかったんですよ。臓物をブチ撒けろ! 細長い身体に内臓が効率よく(?)収まっていますが幾つかの臓器は進化(退化)しています。
その一例が肺で右肺は大きく進化していますが左肺は小さく退化してるとの事です。また獲物を丸呑みにするという習性故に身体に対して胃が大きいのも特徴です。


ヘビの生殖器
 
ヘビってチ○ポが2本あるらしいですね〜。これは半陰茎(ヘミペニス)と呼ばれています。この独特の生体構造により「実はヘビには脚がある?」と誤解される事もあるとか。
普段は体内に収納されていて交尾時に飛び出す仕組みになっており、人間の様な棒状ではなく中空構造になっていてそれを裏返す様に体外に露出させ表面に精液を流すらしい。

そして交尾の際には半陰茎の片方(2本挿れる訳じゃないぞ!)を相手の総排泄腔に挿入します。表面には無数の突起があり一度挿入すると簡単には抜けない構造になっています。
ヘビの交尾は雄雌のペアがまるで〆縄の様に絡み合ってそのまま数時間〜半日かけてじっくりねっとりと性交します。ヘビの交尾ってエロティックで情熱的だね!


世界各国のヘビの標本を展示
 
古びた研究施設の一室で不気味にライトアップされた標本が何十本も並んでるこの光景・・・ さながらバ○オハザードの研究所みたいで不気味だけどちょっと興奮する。


生息エリアや標本で学ぶヘビの生態
  
ヘビの生息エリアと標本が紐付けされて展示されています。こうして見るとヘビはアフリカ・東南アジア・南米などの温暖な地域に多く生息している事が分かります。

標本の極一部を紹介すると右から「ブラックマンバ」、「ニシキクサリヘビ」、「サイドワインダー」です。サイドワインダーと言えば熱源追尾式ミサイルで有名ですね。


海ヘビの展示
 
ヘビを勉強する上で意外にも忘れがちなのが海ヘビの存在です。(何しろ海中に棲んでるヘビなので接する機会が殆ど無い) 海ヘビと言えば気になるのはその呼吸法ですが
実は海ヘビは「爬虫類」と「魚類」の2種類に分かれており、前者は肺呼吸で後者はエラ呼吸だそうです。一見すると同じに見える
海ヘビですが生物学的にはこういう区分があるんですね。なので爬虫類系の海ヘビは呼吸の為に時々海面に顔を出す(と言うか陸上でもそれなりに活動できる)らしいです。

そして毒を持つ種類も多く存在します。神経毒で相手の体を麻痺させて溺れさせるそうです。(ただし口が小さいので噛まれる被害は少ない) エラブウミヘビ等が有名ですね。

この様に独特の生態を持ち一般的にあまり縁の無い海ヘビですが、沖縄県では食用(燻製やイラブー汁)として比較的身近な存在みたいです。機会があれば食べてみたい?


大蛇の標本
  
最後は大蛇の標本です。アミメニシキヘビは「MGS3」において体力回復の為によくキャプチャー(捕獲)してましたね。スネークはこれを食べていたのか・・・ (共食いだね)

そして立派な全身骨格標本も展示。ヘビの骨格は一筋の背骨に数百本の肋骨という非常にシンプルな構造なのでどこか不思議な美しさを感じますね。(レプリカとか欲しい)



これにてジャパン・スネークセンターの見学は終了、撮影した写真は約1000枚でした。当初は好奇心による軽い気持ちでの見学でしたが、実際に本物のヘビ達を間近で観察したり
学術的資料を見学する事によってヘビに対する認識がガラリと変わり気が付いたら夢中で見学していました。センターの職員の皆様、有意義な展示をどうもありがとうございました。
今後の人生においてヘビと遭遇する場面があったらその時は友好的かつ適切な対応を取れる様に心掛けたいですね。


この後17:00頃にスネークセンターを出発、途中で給油しつつ22:40頃には帰宅となりました。(ってか群馬ってガソリン安いですね。長野県と比べて10円以上も安くて驚きました)


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